祭だ!合唱合唱!!

満員御礼

 

すっかり秋が深まりました。半袖の残暑がいい加減続いてうんざりしていた前日までの天候から一転、いきなり北風の冷たさを感じた10月17日、昨年から準備を進められてきた『祭だ!合唱合唱!! M's Chorus Festival 2021』が無事開催されました。

このMというのが我らが指揮者、松元佐和子先生。日頃指導を仰ぐ7合唱団の老若男女が一堂に会したジョイントコンサートです。ル・ヴァン エレガンテもその1つでした。

会場は8月にオープンしたばかりの枚方市総合文化芸術センター大ホール。前夜の雨がいろんなものを洗い流してくれたような晴天に、私たちの心も踊りました。なにせ、その前の週の関西合唱コンクールで思うように歌えず、意気消沈していましたから(笑)

その反省を踏まえ、オーダーが急に変更されたのですが、並び替えや広いステージの感覚も掴めぬまま当日の慌ただしいリハーサルを終え、実はみんなの不安もマックスでした。頭の整理をするために広いホワイエの一角で自主リハーサル💦
あとは密を避けて各々お昼ごはんを食べ、いよいよ本番を迎えました。
オープニングの合同合唱では『未来へ』『瑠璃色の地球』『WAになって踊ろう』の3曲を枚方混声合唱団ハーモニーさん、コーロ・リアモデンナさん、NHKカルチャー京都教室さん、そしてル・ヴァンで演奏。ル・ヴァンのアルトは男声テノールパートのお手伝いもしました。コロナ禍で合同練習が叶わず、ぶっつけ本番でしたが、楽しく歌わせていただきました。
お客様は初めからキャパの半分になっていましたが、その中でも予定枚数を超えるお客様にお越しいただき、私たちも嬉しかったです‼
ル・ヴァンの単独演奏は前半の最後。昨年のレディースコーラスで歌った『ノーナ・マニス』の1番を歌いながら登場するオープニングとなりました。ステージのバミリの位置をガン見しつつ(笑)、その後はコンクールの自由曲でも歌った『コルシカ島の2つの歌』をご披露。コンクールより遥かにのびのび演奏できたと思います。                 
ここまではわりとノーマルなル・ヴァン。ここからが、大真面目にバカやってるル・ヴァンでして、芦田宏子編曲による昭和歌謡を3曲初演でお送りしました。崇高なコルシカの歌から急に俗っぽい歌謡曲への落差をつなぐ「何か」が必要だと松元先生に言われ、MCを挟むことにしました。
さてその本番、笑っていただくはずがイマイチ受けず、なんと松元先生からダメ出しされる羽目に(ってダメ出されたのは今これを書いているワタクシ)別のネタで落とし前つけろ(笑)との指令におののきながら、即興でその朝たまたま聞いたメンバーのエピソードを紹介したら、何とかクスッと笑っていただきました。ミッションコンプリートとばかり、お役御免されてホッ。まだまだ修行が足りないわぁ(・・;)  ご披露したのは、子供の頃に聴いて親しんだこの3曲①『ブルー・ライト・ヨコハマ』②『圭子の夢は夜ひらく』③『やさしさに包まれたなら』
本当は10曲をメドレーにして練習していたのですが、著作権の関係でこの度は3曲に留めざるを得ませんでした。いつか全部演奏できるといいなぁ。
プログラムはここまででしたが、アンコール的にもう1曲。それが、『テレコーラスプロジェクト』で賞をいただいた『モスラの歌』リアルコーラス版でした。コロナ禍を憂える研究員や小美人の登場など小芝居(笑)を盛り込みつつ、マスクとソーシャルディスタンス不可欠の社会でも、希望を持って生きようとする人間讃歌になればとの祈りを込めて歌いましたが、元ネタがやや古すぎたのか、テレコーラスほどのインパクトを感じていただけたかどうか。でも、とにかくル・ヴァンらしさはお伝えできたかなと思います。何より私たちが、お客様の前で演奏でき幸せでした。また、他の合唱団の熱演にも力をいただきました。そしてそして、このコンサートを企画し、全団体の指揮に奔走し、全力で盛り上げてくださった松元佐和子先生には心より感謝しています。
また、わざわざ足をお運びくださいましたお客様にも心よりお礼申し上げます。
打ち上げができなかったのは残念ですが、いつかまたそんな日常が本当に戻ってくるといいですね。来るなよリバウンド💦
さて、ル・ヴァンは、単独コンサートの開催を夢に見つつ、新しい作品との出合いにワクワクしながら、また新たな目標に向かって練習を始めています。今後とも何卒よろしくお願いいたします。(文責/山P)

「祭だ!合唱合唱!!」より

  コルシカ島の2つの歌 他